ソフトウェア調達の新しい視点:「コスト削減」だけでなく「活用状況のみえる化」へ


ソフトウェア調達の新しい視点:「コスト削減」だけでなく「活用状況の可視化」へ

企業の調達部門において、ソフトウェアの調達はこれまで「コスト削減」が最優先されてきました。しかし、すでに多くの企業でOffice系ソフトウェアのような基盤系ツールの調達は最適化されており、これ以上のコストカットが難しいケースも少なくありません。

一方で、エンジニアリング系アプリケーション(CAD/CAE/EDA/科学技術計算ソフトなど)は、部門ごとに個別に導入され、利用実態が見えにくくなっているのが現状です。そこで注目されているのが、ソフトウェアの利用状況を可視化し、全社的に最適な利用を図るというアプローチです。

ポイント1:購入済みソフトの「活用状況」を把握するという新しい調達視点

調達部門が「購入したら終わり」ではなく、「どれくらい使われているか」をモニタリングできれば、以下のような対応が可能になります。

• 他部門からの同種ソフトの購入希望に対して、「社内他部署で使われている既存ライセンスをシェアしましょう」と提案できる

• 利用が少ないライセンスについては更新を見送る判断ができる

• 必要に応じてライセンス数を再配分し、コストをかけずに社内全体の生産性を上げることができる

ポイント2:Officeソフトではできない「エンジニアリング系」の最適化

Officeソフトなどの基盤ソフトは全社配布が前提となるため、ライセンスの共用や削減は難しいのが現実です。しかし、エンジニアリングアプリケーションは使用頻度や時間帯にバラつきがあり、浮いているライセンスが存在することが多々あります。

この「使われていないライセンス」を洗い出すことができれば、追加購入を抑えながら、部門間での有効活用が可能になります。

ポイント3:調達部門からOpenLMの導入を提案するという発想

OpenLMは、ソフトウェアライセンスの利用状況を可視化・分析できるソリューションです。導入すれば、調達部門は以下のようなデータに基づく判断ができるようになります:

• ライセンスの利用率、ピーク時間帯、未使用率

• 実際に使っているユーザーの部署と人数

• 今後の更新・追加に向けた合理的な根拠

つまり、ライセンスの活用を「見える化」することで、企業全体のIT資産運用の質が上がり、結果的にコスト削減にもつながります。


最後に

調達部門の役割は、いま「調達コストの削減」から「IT資産活用の最適化」へと進化しています。OpenLMはその流れを強力にサポートするツールです。

使われていないライセンスの削減、使い切れていないライセンスの再活用——調達部門こそが、ソフトウェア資産の本当の価値を引き出すキープレイヤーです。



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