ネットワークライセンスとフローティングライセンスの違い・主要管理システム比較

ネットワークライセンスとフローティングライセンスの違い – FlexLM, RLM, DSLSの比較も


設計部門や情報システム部門の方なら、「ネットワークライセンス」と「フローティングライセンス」という言葉を耳にすることが多いでしょう。

実はこの2つ、仕組みとしては同じものを指しています。サーバーでライセンスを一元管理し、利用者は必要な時だけライセンスを借りる仕組みです。


「ネットワークライセンス」と「フローティングライセンス」の仕組み


仕組みのポイントは以下の通りです。

✅ 使いたい時にだけライセンスを取得(同時利用数に制限がある)

✅ 利用が終わるとライセンスがサーバーに返却される

✅ 全社的なライセンス利用状況が可視化できる


この仕組みを支える代表的なライセンス管理システムがいくつかあります。

下の表に、機能の違いをまとめました。

代表的なライセンス管理システムの比較

項目FlexLM (FlexNet Publisher)RLM (Reprise License Manager)DSLS (Dassault Systèmes License Server)
提供元FlexeraReprise SoftwareDassault Systèmes
利用ソフト例AutoCAD、MATLABなどCAE系ツール、少量向けCATIA、SIMULIA(Dassault製品群)
仕組みフローティングライセンスフローティングライセンスフローティングライセンス(DS製品特化)
同時利用制御可能(同時利用数制御)可能(柔軟な設定が可能)可能(Dassault製品のみ対応)
借用機能(Borrow)ありありあり
機能拡張性高い(API・拡張多い)中程度(設定柔軟)低い(DS製品のみ対応)
管理UIあり(Web UIなど)あり(シンプルUI)あり(専用UI)
代表的な用途広範囲な業種・ツール管理中小規模の開発ツール管理Dassault製品群専用管理

名前は違っても、仕組みは同じです。大切なのは、「どのくらい使われているか」や「余剰がどれだけあるか」を正確に把握することです。


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