VDR(Virtual Data Room)は安全なオンラインデータストレージで、企業が機密文書を共有、管理、取引するためのプラットフォームです。普段から利用するファイル共有サービスで機密情報を扱うことも運用を厳しくすれば不可能ということではないと思いますが、使いやすさも確保したいファイル共有サービスとは利用と運用の競合が起こってしまいます。
そのため、特別なデータには特別な管理を提供するSaaS型ソリューションを販売することになりました。
「リーガルテックVDR」
機能概要
- 許可されたユーザのみしかログインできません。ログインには2要素認証が必須
- 接続元IPアドレスを制限することが可能
- 1セッションを20分に制限することにより、繋ぎっぱなしになることを防止(延長ボタンでセッションの維持は可能)
- 同じユーザで接続した場合は接続中のセッションに通知
- 権限は細かく設定することが可能 *詳しくはWebMTGにて説明
- 画面のキャプチャ防止機能
- プレビュー画面に表示されるファイルには透かしを表示〜ログイン者、時間など
- データごとの閲覧ログを記録
- システム管理者、ルーム管理者、参加メンバーなど分担運用を考慮
利用分野
利用されうる分野としては多くありますが、情報流出による被害が多くなると思われるM&Aが代表例となります。
利用可能要領と費用
利用期間は3ヶ月単位から1年単位
ユーザ数無制限 x 保管データエリア容量制限 1GB → 月額15万円〜
ユーザ数10人 x 保管データ容量制限10GB → 月額15万円〜
リーガルテックVDRの情報動画まとめはこちら
*リーガルテックVDRはリーガルテック株式会社の商品です。
バーチャルデータルーム(VDR)は、クラウドや仮想空間を活用してデジタル文書を安全に保存・共有するためのオンラインプラットフォームです。
これまで医療業界やM&Aなどの特定分野で利用されてきましたが、日本では他国に比べて普及がやや遅れています。
この遅れの理由としては、対面コミュニケーションや物理的な文書の重視、デジタルトランスフォーメーションの遅れ、法的・規制の問題、データ保護法に対する過度な懸念、VDRに対する認識の低さ、適切な教育やトレーニングの不足、オンラインでの機密情報共有へのセキュリティリスク、そしてコスト問題などがあります。
日本ではM&Aが日常的な活動であり、そのデジタルトランスフォーメーションは非常に価値あるものです。VDRは細かなアクセス権限の設定や閲覧履歴の管理が可能で、機密性の高い情報の取り扱いに有用です。行政資料の閲覧や医療・製薬業界での治験データ共有など、さまざまな用途に活用できます。
日本で提供されるVDRソリューションは、低コストで必要な期間だけの利用が可能です。また、「人材がいないためにDXが進まない」という問題に対して、SIベンダーとしての支援が重要です。ソリューションに関するご相談やお問い合わせを歓迎しています。