高価なソフトウェア導入後のROI検証
OpenLMを活用したサーベイの重要性
1. 導入前のROI設計の限界
CADやCAEといったエンジニアリング系ソフトウェアは、高額な投資になるため、導入前にROI(投資対効果)を試算して判断するのが一般的です。
しかし、導入時に立てたROI計画は当然ですが「仮定」に基づくものであり、実際の運用環境でその通りに効果が出るかどうかは運用状態になってから初めて評価できるものだと考えます。
2. 導入後のROI検証が不可欠
真に重要なのは、運用が始まってから 実際の利用状況が計画通りかどうかを確認すること です。
- 利用率は想定通り高いか
- ライセンスの稼働率と遊休率に偏りはないか
- 設計効率化や工数削減が計画通り進んでいるか
- 学習時間(コスト)は適切であったか
これらを定期的にサーベイすることで、「導入前判断の想定通りだったか?」「想定に対して改善すべき点は何か」を明らかにできます。
3. OpenLMを使ったサーベイシナリオ
OpenLMを導入することで、ソフトウェアの利用実績を詳細に可視化し、ROIの検証をデータで裏付けできます。
- 利用状況の可視化 誰が、いつ、どのアプリケーションを利用しているかを正確に記録。
- 稼働率と遊休率の分析 実際に稼働している時間と未使用の時間を比較し、効率を定量化。
- 部門別の利用傾向の把握 利用が集中している部門や逆に遊休が多い部門を明確化。
- 計画との比較 導入前に想定したROI試算と、実績データを突き合わせて差異を分析。
これにより「ROIの実績評価」や「改善施策の検討」が可能になる以外にも当初の想定になかったポジティブな「期待以上の成果」が見つけられるかもしれません。
4. 継続的改善の仕組みへ
OpenLMによるサーベイは一度きりではなく、定期的に実施することで効果を発揮します。
- 初期導入直後 → 利用定着の確認
- 半年後 → 想定ROIとのギャップ分析
- 1年後 → 不要ライセンス削減や追加投資判断
といったタイミングでサーベイすることで、ROIを最大化する継続的改善(PDCAサイクル)を実現できます。
まとめ
高価なソフトウェアのROIは「導入前の試算」だけでは十分ではありません。
導入後の運用実績をOpenLMでサーベイし、計画と実績を比較して改善につなげることが、真の投資対効果を生む鍵です。
さらには今後、種類が増えてくると思われる次のCAEソフトウェア導入時の計画策定に対する指標を明確に策定することができるようにもなるでしょう。
OpenLMは、ソフトウェア利用の透明性を高め、ROI検証を可能にする経営のためのツールとして推薦します。
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