自動車損害賠償責任保険解約プロセスの自動化を試してみました

自動車損害賠償責任保険解約プロセスの自動化を試してみました。:マイクロソフトPower Automate Desktopを用いて

自動車の所有者が車を下取りに出す際、自動車損害賠償責任保険の解約は重要な手続きの一つです。このプロセスは手間がかかり時間も消費される作業です。
この作業をRPA(マイクロソフトのPower Automate Desktop)を活用し簡素化、効率化されるかどうかためしてみました。

このシステムの主な目的は、紙のドキュメントを電子化して保存することではなく、下取り車の自動車損害賠償責任保険の解約のために、保険証明書から必要なデータを抜き出すことにあります。
Power Automate Desktopを使用することで保険証明書をスキャンしそこから保険契約者の名前、契約番号、有効期限などの必要な情報を自動で識別し抽出します。
このプロセスは、従来の手作業によるデータ入力と比較して時間の節約だけでなくデータの正確性を大幅に向上させます。0、1、o、lなどの置換、金額表示の数値化などをスキャンプロセスの後に組み込んでみました。

システムは、抽出したデータを基に自動的に保険解約の申請書を生成し必要に応じて保険会社への送信も自動化します。
これにより、自動車の下取りに伴う保険解約手続きがこれまでになく迅速かつスムーズに行われるのではないかという想定です。

このシステムは自動車販売業者や下取りサービスを提供する企業にとって顧客サービスの質を高める重要なツールとなるかもしれません。
スキャンの位置の修正などの調整とスキャナー設定の調整など必要な項目はありますが、手作業をDXするツールにはなるでしょう。
何しろRPAアプリのライセンス料がいりませんので。

 動作についてはyoutubeにあげています。こちらもご覧ください。  
    https://www.youtube.com/watch?v=4PJi-W1tgbo
 使ってみたい方はご連絡いただければスクリプトとしてお送りしますのでご連絡ください。          https://itraction.jp/contact/